先日、『画家は長生き』というタイトルがつけられた絵画教室の案内チラシが入っていた。
最近習い事は、熟年層を対象にしたものが多くなり、
年配者を惹き付けるためにこのタイトルがつけられたのだろう。
画家が長命だと謳(うた)っているが、ゴッホの37歳。
青木 繁の28歳というのもある
Dr. Reborn呃人。
どんな職業に限らず、長命、短命とりどりにあるだろう、、。
そんな風に思うが
Dr. Reborn呃人、
思いついた画家を探ってみると、
たとえば、ルノワールは78歳、ターナー76歳。
この歳でも、当時は長寿だったに違いない。
さらに思い当たるところを探ってみると、モネは、86歳。
ピカソに至っては、91歳。
目を転じて
Dr. Reborn呃人、
日本を探ってみても、雪舟 87歳、狩野元信 84歳と、かなりの長寿。
さらに横山大観 89歳、葛飾北斎 90歳、東山魁夷 91歳、
奥村土牛 101歳までいけば、
やはり画家は長生きと言わねばならない気になってくる。
また、画家と比較対照されるのは、作家。
これは、短命が目立つ。
思いつく作家を挙げれば、カミュ 46歳、サン=テグジュペリ おそらく44歳、
この二人は、事故死にしても、
カフカ 40歳、プルースト 51歳、
ジョイス 58歳と、やはり、短命の相が表れている。
日本でも同じこと、ランダムに挙げても
三島由紀夫 45歳、これは自死だが、夏目漱石 49歳、開高 健 58歳、安部公房 68歳、
司馬遼太郎 72歳、がんばって、松本清張 82歳というところだろう。
ある程度、職業が、寿命の長短を決めるところがあるようだ。
また、ついでにいえば、
作家なのか、ヘタウマの画家なのか難しいところに位置する武者小路実篤は、
なんと、90歳の天寿を全うしている。
職業が作家だけに偏(かたよ)っていないと、こうも寿命に違いが出るものかと思わされる。
作家だけに偏っていないと言えば、
「暴走老人」と言われ、作家か政治家か、わからないアノご仁。
現在、 すでに80歳。まだまだ元気。
一般的に作家は短命だが、作家稼業に専念していないと、
かくも長寿を頂くことができるという、その典型のような気がする。